先日、ちえちゃんが書いた「笑」の一文字に合わせてピアノを弾きましたが、
その時の記事はコチラ↓
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想像していた以上に可能性を感じたので、今度はちゃんとした作品にするべく少し長めの文章を書いてもらい、字からインスピレーションを受けて音楽を奏でて1つの作品にしました。
文章について
「吾 事に於いて 後悔せず」は、宮本武蔵の言葉で、『独行道』(どっこうどう、正字:獨行道)の一文だそうです。
『独行道』は、新免武蔵(宮本武蔵)が自身の生き方を21か条に記した掛幅装の紙。
「自誓書」といわれている。晩年に肥後熊本藩の客分となり、熊本千葉城の自邸で死去の7日前、正保2年(1645年)5月12日に弟子の寺尾孫之允(丞)に兵法書『五輪書』と共に与えたとされている。
※Wikipediaより
私もちょうど最近、自分の進んできた道は正しかったのか、悩んでいるところで…。
でもこのタイミングでこの言葉と出会ったということは、自分の道を信じて進んでゆけということだと思うので、お腹にぐっと力が入ったような、覚悟が決まったような気持ちになりました。
制作エピソード
音楽は、ちえちゃんの文字と、剣豪武蔵が死の直前に書いたということからインスピレーションを受け、私にしては珍しく激しめの曲調になっています。
前回の「笑」は、ちえちゃんの息遣いやリズムに合わせて曲を作りましたが、今回は出だしの「吾」の部分だけ合わせて、その後は2人のパワーがぶつかって1つの大きいパワーになるように作りたかったので、間だけ合わせてあとは自分の中から出てくる音楽に身を任せました。
妥協しない二人
そうして出来上がった作品ですが、改めて見てみると、私の音楽が途中から盛り上がりを見せるのに対してちえちゃんの文字は終始同じ雰囲気だったため、書き終わりの時には2人の熱量の違いが出てしまっていました。
でもちえちゃんの文字は完璧に美しく、私の音楽も受けたインスピレーションを表現できたと思えるものだったので、少し違和感を感じつつも、そのことは伝えずにちえちゃんに見てもらいました。
すると驚くことに、私が感じたことと全く同じ答えが返ってきたのです。
それから、お互い納得いくまで何度も書き直し、何度も弾き直し、できあがったのがこの作品です。
まとめ
ちえちゃんとはたまたまtwitterを通じて知り合った仲で、実際に会ったことはありません。
それでも、こうして芸を共有できること、同じ価値観で作品創りに取り組めたことは奇跡に近いと思います。
これからもこのご縁を大切に、良い作品を創っていけたらと思っています( ´ ꒳ ` )ノ